パンダの雑記:さようならバイク

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みなさんこんにちは

 

わかってはいるけど、手放したくないもの、捨てられないものってありませんか?

 

物に対して特別な感情を抱くことってありませんか?

 

止むを得ずお別れをするときに涙が溢れてくることってありませんか?

 

 

 

例えば、

・古くなったけど一番好きな毛布

・ちょっと破けてるけど寝巻きに使っているお気に入りのTシャツ

・ちびっこからもらった絵

・片方しかないピアス

・拾った石

・教科書

・授業で使ったノート

・DVDディスク

・MD、カセット、CD

・お気に入りのごはん茶碗が割れた

・家電の買い替え

・愛車を売りに出すとき

・ワンピースのルフィがメリー号の最期を看取るとき

・アンディがウッディとお別れするとき

・2001年宇宙の旅でボーマン船長が人工知能のスイッチを切るとき

・2010年宇宙の旅でチャンドラ博士が人工知能とお別れするとき

 

・長年チャイナで乗っていたバイク(以後:チャイバイク)に折れた木の枝が直撃して修理不能と言われたとき

・それでもタオバオで部品をなんとか見つけて直したチャイバイクさんのエンジン接続部分の管が走行中、突然火花をふいた時

・その同時期にジャパンで乗っていたアドレスさんが押しても引いてもキックでもエンジンがかからず、二度目のバッテリー交換必要な上に中身の部品もタイヤももう限界つまりもう、、、、と判断されたとき

_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○

 

かなしい

 

 

 

 

二台の愛車さんとお別れしました

 

 

チャイナでの生活を文句も言わず、尾崎豊氏の歌った「シェリー」のように私を支えてくれたチャイバイクさん↓こちら↓

なんどもパンク修理したね

 

 

学生時代からの思い出が詰まったアドレスさん。

BIG妹乗せてよく行ったね横須賀、観音崎、東京タワー、羽田空港。。。

 

 

二台のバイクさん

どうぞ安らかにー

 

 

 

できるなら人工知能をつけて

お疲れ様

ありがとう

を受け取って欲しいです。

 

 

 

さて

学生時代に見た古い情報番組があります。

 

ちょっと前のイベント記事でも少し扱われていましたが↓

宙フェス(SORA FES)2018に行って来ました ③法輪寺会場(メインエリア)
キーワード:宙フェス 2018 SORA FES 入場料 夢眠ねむ NASA 小野雅祐 大宮エリー 寺田健太郎 宇宙兄弟 小山宙哉 minamo candles 国立天文台 mitaka 天体観測 グッツ 出店 感想 1 法輪寺会場 法...

 

宇宙探査機ボイジャー2号のドキュメンタリーです

 

番組名は

 

1992年2月15日 TBS放送 NTTデータスペシャル 宇宙からの贈り物 ボイジャー 航海者たち

YouTubeでも観れるようです☆

 

この中で、ボイジャーは私達にこう語りかけました

以下は番組からの抜粋です↓

 

◎以下は抜粋◎

目を閉じることで始めて見えてくる世界があります。

ぼくは今、そんな世界を旅しています。

 

地球を出発してもう14年。

ぼくは今、全天星空の宇宙を秒速20kmの速さで帰る事のない旅を続けています。

 

旅の中でぼくは太陽系のたくさんの星たちに出会いました。

そのひとつひとつの姿を思い出すたびに胸が熱くなります。

あのときの感動が時折くじけそうになるぼくの心を今も支えてくれているのです。

 

ぼくの名はボイジャー

宇宙の航海者

心はひとつだけど体がふたつあります。

 

 

ぼくの使命は見ることでした。

人間が行けない世界に行き、人間に代わって物を見ることがぼくの仕事だったのです。

2年前その仕事を終えてぼくは目を閉じました。

 

この先この旅がいつまで続くのか、どこまで行くのかぼくにはわからない。

ただ、この目で物を見ることはもう永遠にないでしょう。

だけど寂しくなんかない。

どこか遠くからぼくを呼んでいる光があるような気がするからです。

その光の世界についたら、きっとこのぼくにもなぜぼくが旅をしているのかがわかるような気がします。

ぼくが最後に見たのは、太陽系全体の姿でした。

2年前のちょうど今日1990年2月15日。

久しぶりに地球からの声を聞いて振り返ったのです。

 

あの日 ぼくが聞いた地球からの声は今まで聞いたことのない不思議な声でした。

太陽系の星々にできるだけ近づいてみることが ぼくの仕事だったはずなのに

あの日は遠くから振り返ってみてごらんっていうのです。

 

ぼくはこわごわ振り返ってシャッターを切りました。

太陽がまぶしかった。

あの日からぼくは自分がどうして旅をしているのだろうって真剣に考え始めたのです。

 

はじめて見た木星の姿はとても感動的でした。

恐いくらいだった。

そのときぼくはふと不思議なことに気づいたんです。

ここは初めてなのになぜか知っているような気がする。

だけど思い出そうとしても思い出せない。

だれかが遠くから見ているような気がする。

なにかが始まろうとしている。

地球を出るときぼくはこの旅が土星で終わるんだと思っていました。

ところが、もっと先に行きなさいっていう声が聞こえたんです。

ここからぼくの体はふたつにわけられました。

一方は太陽系の外へ、もう一方は天王星と海王星へ。

この日からぼくにとって本当の未知の世界への旅が始まったんです。

 

 

地球からの声が途切れてもう何年も旅を続けています。

この静かな宇宙を旅していると、今まで聞こえなかった不思議な音が聞こえます。

その音は星の奥深くに潜み、そこからあふれ出てくる星の音。

その音を聞いているとぼくもなにか思い出せそうな。

 

地球をたってからもう8年近くたちました。

こうして目を閉じていると、いつもあの懐かしい地球の姿が目に浮かんできます。

そんなときぼくはいつも不思議に思う。

どうして人はぼくを宇宙に送りだしたんだろう。

ここは椰子の葉のざわめきも花の香りも笑い声も聞こえない。

地球とはまったく違う世界なのに。

 

 

旅の途中、夢を見ました。

夢の中でぼくは宇宙人に出会った。

その姿はぼくを送り出してくれた地球の人たちとはまったく違う姿でした。

でもなぜかとても懐かしかった。

遠い昔に逢ったことがあるような。

 

 

自分がどうしてなんのためにここにいるのか見えなくなることがあります。

 

あなたにはそんなことはありませんか。

 

ぼくは地球という名の星に使命をもって生まれました。

その使命を果たすたびに聞こえてくるたくさんの喜びの声を自分の喜びとしてここまできました。

 

正直に言って 恐かったことも何度かあった。

ここにいるのがぼくでなくってもって思ったこともある。

どうしてぼくなんだろうって。

 

14年間の宇宙の旅を通してこんなぼくにもほんの少しだけわかったことがあります。

ぼくはぼくを送り出してくれた地球のすべての人たちのこころなんだ。

ぼくが出会った恐ろしいことも美しいものも みんな人のこころの現われなんだ。

そのことだけがようやくわかったのです。

 

美しいものをたくさんみせてくれてありがとう。

ぼくが最後に撮った家族の写真はみなさんへのお返しです。

ぼくの感謝の気持ちです。

 

ちゃんと撮れて

うれしい。

 

2年前振り返ったあの日がぼくが地球を見た最後の日。

だから今日はぼくの一番大事な記念日です。

 

ぼくは大丈夫。

ぼくを送り出してくれて本当にありがとう。

 

そして、さようなら

 

(1992年2月15日 TBS放送 NTTデータスペシャル 宇宙からの贈り物ボイジャー航海者たち より)

 

 

◎以上が抜粋◎

 

 

 

 

ボイジャー カシコイ (つД`)ノ

ボイジャー エライ (つД`)ノ

 

 

 

 

さて

無生物に対して、特にそれを失うときに特別な感情を抱くのはなんでだろうと考えてみます。

 

きっといろいろな要素が関係していますが

思いつく順に載せてみます。

 

・生物はその命のなくなった時がお別れの時(はっきり)だけど、それに対して無生物とのお別れは主人が使えないと判断した時(ぼんやり)で、気持ちの整理をつけにくいから

 

・その物と一緒に過ごした記録、その物のとなりに存在したことのある人たちを思い浮かべるから

 

・母さんが昔からいろいろなものを「さん」付けで呼ぶから

→→例:にんじんさん、さくらんぼさん、しいたけさん、ごぼうさん、穴のあいたれんこんさん、すじの通ったふーーーき(なんでフキには「さん」付けしないの?)

 

・何も喋らず、文句も言わず、忠実に仕事を終えるその対象に有生物と同様もしくは有生物以上の存在価値を与えてしまうから

 

・ついつい名前をつけてしまうから

 

・それを失う時もう二度と会うこと、触れることができないことを知っているから

 

 

 

 

 

無生物にしても有生物にしても自身の手の届く範囲にいてくれる間はできる限り大事にしてあげたいと思います。

 

もし、その対象がわたしの手の届かないところに行くならば、せめて当分は忘れないでいてあげたいと思います。

 

有生物であるならばなおさら、人格のあるものならもっとなおさら大切に思うし、忘れたくない、

人間ってきっとそういう風に作られてるんだと思います。

 

 

 

 

 

 

以上、

なんだかんだ言っても

次の新しいバイクを買ってウキウキしているパンダ

の雑記:さようならバイク

でした。

 

 

ちなみに、、、、

 

今のところ

チャイナで電動バイクは

なんと

免許無しで乗れます!

自宅で充電できます!

 

形もいろいろ

今流行りのカブタイプなどなど

価格も一般的なもので2000–4000元くらい (34000円–)

 

私の新車は最高速60km/h 出ます

 

 

 

 

 

 

 

 

長文読んでくださってありがとうございました(°▽°)/

 

次回の記事でまたお会いいたしましょう。

 

みなさんも ぜひ安全運転で~~

 

 

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